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STartLE project 05

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大きなおりがみをたくさん折ってみる。

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​巨大な折り鶴をつくるプロジェクトから発展し、​大きな紙で動物を折って岡山大学に「おりがみ動物園」を作りました。

2023年3月18日・19日に岡山大学創立五十周年記念館にて開催される、CRELab.FORRUM2023にあわせて、五十周年記念館の1階ホワイエと周辺にてあつまった方々と折り紙を折って、並べて展示しました。

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​素材を全身で感じ取ってみる。

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普段何気なく使っている紙が、自分の身長より大きくなるとその重さや重心の位置、手触りやにおいなどを強く感じます。

そして、大きい紙は一人では半分に折ることもままならない困難な存在に感じます。

しかし、誰かの力を借りながらおりがみを折っていくうちに大きな紙は困難を乗り越えるパートナーになったり、人に喜びをもたらしてくれる存在にも

変わります。

今までかかわりを持ちたいと思わなかった存在や、生まれて初めて出会う存在と自分の中で新しい関係を生み出し続けられることは多様化する社会の在り方の中で必要な力になります。

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そのためにまずは対象を触ってみたり、

嗅いで見たり、時にはかぶってみたり!

全身で感じ取り、感じたことのすべてを

受け入れることから始めてみませんか?

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​様々な人と折ってみた!

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3月18日には、中学生の方々が参加しに来てくださいました。

はじめはお互いに少し緊張気味でしたが、体を大きく動かして、

話したり声を掛け合ったりする中でとても盛り上がっていました。

​約3メートル四辺の紙をつかってクジャクと、2.5メートルの紙でカエルを完成させることができました。

3月19日には、高校生の方々と次期岡大生が参加しに来てくださいました。

2.5メートル以上の大きな紙を折る事に難しさを感じながらも、

一緒に折るメンバーと試行錯誤して挑戦していました。

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​お互い協力して折り進め、

次に何を折るか話し合う高校生たち。

​普通サイズだとわかっていた折り方の手順も、

紙が自分の体よりも大きいと難しくなります。

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​おりがみ動物園開催までの道のり

まず、おりがみ動物園を開催するために、折りやすい折紙の検討をしました。

​少し難しいけどみんなが折ることができる、自立すること、動物らしく見えることなどを考えて、STartLEメンバーで手を動かしてたくさん折り紙を折りました。

​おりがみの紹介をしているサイトや本を参考にしてみんなで折りました

​この時にツルをはじめ、りす、うさぎ、ねずみ、像、とり、くじゃく、カエルなどに絞りました。

​次に、本番で折り紙を折る巨大な紙を作っていきました。

​2メートルを超える巨大な正方形の紙は売っていないので、

大きなロール紙を購入してそれを繋ぎ合わせていきました。

​今回使ったロール紙は、ケント紙のロール#200の1250mm×10m巻の大きさのものです。

​幅が、1250ミリなので正方形になるように2枚重ねます。

接着はこちらの、Scotch 早く接着する工作のりを使用しました。

ボンドを使うと塗った紙の部分が固くなっておりがみがしづらくなってしまったのでこちらを使っています。

また、接着した上から白いクラフトテープを貼って、

接合部分がはがれたり邪魔になったりしないようにしました。

紙を作るたびに、最初に検討した動物を順番に折ってちゃんと立つか確かめました。

そして折れた動物たちは外に持って出て、チラシや企画書に使用する写真を撮りました。

動物たちの自立が確かめられたら、あとはひたすら参加してくれる人たちが使う巨大な紙を作りまくります。

今回は2.5メートルと3メートルの紙を合わせて40枚ほど制作しました。

本番当日は試作で折った巨大おりがみ動物を会場に並べて、折った際の大きさがわかるようにしました。

​また、普通サイズの折紙と折り図を用意しました。

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​巨大おりがみの広がり

ただいま様々な学校でおりがみ動物園を使用した実践を行ってもらっています。

協働の学習や遊びから始まる学びの一つとしてぜひやってみてください。

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