
STartLE 30 思い出と共に包まれる私
11月1日に岡山大学創立五十周年記念館にて開催された,岡山大学ホームカミングデーに、STartLEから「STartLE project展 2025」として参加させていただきました。
これまでのSTartLEの活動をまとめた,成果物としてのパネルの展示と,巨大なプチプチをつかったアートワークショップを行いました。
約4m×13mの巨大なプチプチ(気泡梱包材)で岡山大学に訪れた皆様を包み、岡山大学での思い出や、学生同士や皆様のご縁を保護します。
当日は,小さなお子様から美術教育専修の卒業生など,約50名の方々が来てくださいました。
お子様がプチプチの上に乗ったり,全身で抱きしめたり,空気の感触をたしかめているような様子がみられました。
お姉様方がお子様を包むように巨大プチプチを持ち上げて,お子様が嬉しそうに向かって行く場面もありました。
当初の私たちのコンセプトは,「巨大プチプチで皆様を守る」でしたが,皆様のあたたかさに包まれ,守られているような時間をいただくことができました。
関わってくださったすべての皆様に,心より感謝申し上げます。
※「プチプチ」は,川上産業株式会社 様の登録商標です。この度はアートワークショップでの名称の使用をご承諾いただき,ありがとうございました。 川上産業株式会社 様のホームページはこちらから
巨大プチプチで私を梱包ワークショップ
製作風景
教育学部美術教育専修1・2年生を中心に約1か月間,連日製作しておりました。
手作業だからこその難しさや,試行錯誤を通して芽生えた細部へのこだわりがありました。


まず,形を整えたドラム缶用ビニール袋を,紙管材にはめていきます。これが,気泡1個分になります。


アイロンで土台となるビニールシートと気泡用ビニールを圧着します。
気泡の大きさや間隔は,通常の物の60倍になるように計算しました。

気泡10個からなる1シートができたら,シート同士をアイロンでつなぎ合わせて,大きなプチプチにしていきます。

開いている穴からエアーコンプレッサーで空気を入れて,気泡を膨らませます。肌や耳で空気を感じながら,穴を全てふさいでいきます。
当日の様子




